東京大学准教授 熊谷晋一郎さん 気軽に依存しあう社会に(1) - 日本経済新聞

 私とはいったい何者なのか。生きづらさを和らげる解は自分自身の探求にあるのではないか。生まれてすぐ脳性まひを患い、障害を持ちながら小児科医に。東大で「当事者研究」という学術分野を切り開いた。1977年生まれで、「障害とは何か」という思想の大転換を経験した世代です。かつて障害とは障害者自身の問題であり、…